Cheerding

「応援は力になる」選手と応援者が送り合う、感謝のメッセージ【アメフト編】

「応援は力になる」 競技力を高め、結果を求める選手たちの裏側で、ファンやマネージャーが最善の環境をつくり、監督やトレーナーがパフォーマンスの最大化を助ける。 応援者が届けるあらゆる応援の形が、選手たちの力に変わっている。 「朝ごはんを用意してくれたり、夜遅い日も帰ってくるまでずっと起きて待っててくれてありがとう」 「OGの先輩方が組織を離れてもチームを気にかけてくださるから、私たちは挑戦することができる」 「どんなに仕事が忙しい中でも、練習を指導してくれる。日本一の景色で恩返しをしたい」

Cheerdingでは、マイナースポーツを代表するアメフトとラクロスの現役選手に対し「あなたの支え人について」のアンケートを実施。応援・サポートしてくれる人々への感謝のメッセージが200以上集まった。

では応援者たちは、なぜ、どんなところに惹かれて、どんな気持ちで応援・サポートしているのか?取材を実施すると、普段表舞台に立たない監督、家族、友人、マネージャー、OBOGらの熱い思いを聞くことができた。 「応援することが、何より力になるんです」 選手から応援者へ、応援者から選手へ。感謝の言葉をメッセージカードとして掲載する。

messagemessage
金沢 流星兵庫県立大学アメリカンフットボール部 3年 主将

日々の練習で、選手よりも早く来てグラウンド作ってくれたりテーピング巻いてくれたり、選手が練習に集中できる環境作りを一生懸命してくれてありがとう。特にコロナ禍になってから大変な中サポートしてくれて、本当に感謝しています。これからも一緒に頑張ろう。

boader
messagemessage
荒木 玲奈兵庫県立大学アメリカンフットボール部 3年 副務

いつも声を掛けてくれてありがとう。同期のみんなと話していると、純粋にもっと力になりたいと強く思えます。 大学生活を充実させるために入ったアメフト部。中高ではプレーヤー側だったから、最初は結果を出すのが自分じゃないことに対して何をしたらいいのか、自分で考えることができず、目の前の仕事を必死にこなすことしかできなかった。 そんな景色が変わって見えたのが、2年生の時です。同期とのふとした会話の中で、「いつもありがとう」とか「もっと強くなっていこう」、「一緒に2部昇格しようね」って言われたんだよね。それまで自分のやってきたことがちゃんとみんなの力になっているか不安だったけど、一緒に頑張っている感覚でいてくれているんだって気付けた瞬間でした。実はあの時長期留学に行こうかと悩んでいたんだけど、ああ自分はこの選手たちと笑って部活をやり切って引退したいんだなと思って、部活の道を選んじゃいました。 コロナになってきついことも多いけど、選手が運営業務を積極的に知ろうとしてくれているのはうれしいです。あと1年、まだまだ上を目指せると思います。もっともっとパワーアップして、一緒に勝ちましょう。1部昇格、難しい目標だけど、一緒に叶えましょう!

messagemessage
吉田 太郎関西外国語大学 アメリカンフットボール部 2年

大学からアメフトを始めたことを報告したら、驚きながらもアメフトの魅力とか楽しさとかいろんなことを教えてくれて、ありがとう。ケガをしたとき、思うようにうまくなれず悩んでいたとき。いつでも親身になって相談に乗ってくれて、本当に助かってます。逆にお前が悩んでいるときに相談には乗ったり、支え合えたらいいなって思ってる。これからも高め合っていこう!

boader
messagemessage
齋藤 龍吾大阪府立大学アメリカンフットボール部 3年 キッキングリーダー

高校で仲良くしてた吉田が大学でアメフト始めたと聞いたときは、素直にうれしかった。 何も知らなかったから、合同練習で初めて一緒になったときは、正直「なんでおるん?」って思ったけど(笑)冗談だろうけど「お前がやってるのを見てやりたくなった」って言ってくれたのもうれしかったよ。 それからアメフトについて話すようになって、初めは俺がアメフトのおもしろさを語ったんだっけ。たしか、「フィジカルももちろん重要だけど、それ以上に頭を使った戦術が大事なんだ」って。吉田がケガをしたときは戦術やイメージトレーニングについて話し合って、それで「腐らずにそうしてみるわ」って言って続けてくれたのはよかった。俺がコミュニケーションについて悩んでいたとき、真面目に考えてくれた「どんな内容でもいいから話しかける、その積み重ね」っていうアドバイスはいつも意識しているよ。知っての通り結構人見知りなタイプだから、助かった。 昨年の最終戦、関西外大の試合で実際に防具をつけて試合を戦っている吉田を見たときはなんというか、感動したよ。いろいろ遊んだりお互いに相談したり、吉田と話すことが意識高くアメフトを続けられている一つの要因だと思うから、すごく感謝してる。 これ言うのめちゃくちゃ恥ずかしいけど、いつも元気をくれてありがとう。

messagemessage
伊藤 右徳法政大学アメリカンフットボール部 1年 LB

自分がプレーしている姿を見ていた弟の将羽が大学からアメフトを始めて、うれしいし、刺激になっているよ。電話でアメフトの話や雑談をしていると、気持ちが落ちたり逃げたくなったりする時も、俺も頑張らなきゃと思える。特別な存在だと感じてるよ。

boader
messagemessage
伊藤 将羽愛知大学アメリカンフットボール部 1年

いつもありがとう。恥ずかしいけど、人間性も含めて尊敬しています。 2年前、兄貴の試合を見に行って、1プレーで観客を沸かせるアメフトの競技性に魅了された。大学で始めるかは正直迷っていたけど、「連絡しなよ」って背中を押してくれたから、今があると思っている。高校までやっていた野球の経験を生かせるレシーバーを選んで、すごく熱中できているし、やっぱりアメフトは楽しい。 試合はまだ数分しか出れていないけど、電話で的確なアドバイスをもらっているから、すごく成長できていると思う。目標はでっかく日本代表。笑われたり無理だろと言われると思ったけど、否定しないでくれたのはすごくうれしかった。ウエイトトレーニングとか、正直すごくきついけど、逃げずにやれているのは東京で兄貴が頑張っていることを知っているから。 お互いめちゃくちゃ頑張ろう。俺からできることはあんまりないけど、応援しています。 目標は日本代表と言ったけど、兄貴を超えることも目標の一つです。 日常生活からアメフトのことを考えていて、アメフト以外のところでも周りに気を配っていて、家に帰ったら家族を手伝ったり。本当憧れの存在です。いつか超えるから、待っててね。

messagemessage
井上 大貴甲南大学アメリカンフットボール部 3年 DL

自粛期間中に大学施設が使えなくなった時、トレーニングができるようサポートしてくださり、ありがとうございました。毎年の金銭的なサポートや試合会場での応援も含めて、改めて甲南のアメフト部はたくさんの人に支えられて活動できているんだなと感じました。

boader
messagemessage
上代 直紀甲南大学アメリカンフットボール部OB会役員

僕らがアメフトの応援を通して熱い気持ちになれるのは現役生のおかげです。こちらこそありがとう。 甲南は関西で6番目にアメフト部ができた大学です。トップを争うような時期もあったらしいですが、最近は1部と2部を行き来する位置。それでもいつか強豪校に勝って一部に定着するという目標への強い思いがあるから、大規模な大学ではないけれど、毎年数百万円の寄付やOB会費が集まっています。 引退してから感じたことは、そういった“恩”の大きさ。そして先輩たちから受けた恩を、今の学生に還元したいという想いです。でもこれは一方的な慈善活動ではなく、僕たちも感動をもらっているからこそ成り立っているのだと思っています。僕なんかは試合の結果に感極まって泣いてしまうこともあるくらいですから(笑)本当に楽しませてもらっています。 今の学生たちが頑張ってくれているからこそ、OBのつながりが生まれるし、サボらず練習していることを知っているから、本気で応援することができます。 現役生を支えているのはOBだけど、OBを支えているのは現役生だと思っています。 コロナの影響もあって難しいシーズンだと思いますが、精一杯サポートするので甲南で4年間アメフトやってきて良かったと思えるような1年にしてほしいです。

messagemessage
糸川 晃永追手門学院大学アメリカンフットボール部 2年 LB

チームのことを考え、今どのようにすることがチームにとって一番良い影響を与えるか考えてくださり、ありがとうございます。すごく大変だと思いますが、期待に応えられるように頑張ります。今シーズンもよろしくお願いします!

boader
messagemessage
高橋 睦巳追手門学院大学アメリカンフットボール部 ヘッドコーチ

アメフトを選んでくれたこと、そしてこのチームで一緒に頑張ろうとしてくれたこと、非常にうれしく思っています。ありがとう。 変わらなければならない時期にいる君たちは、求められることが多くて大変だと思います。 3年前に事件を起こして、退部者が続出。一時は4部まで落ちました。今シーズンから私がHCとして就任したわけですが、コロナの影響を受けて、まともにできた試合は少なかった。客観的に見て、チームは逆境にあると思います。 でも、それでも立て直せる可能性はあるし、1部へと昇格できるチームにする覚悟を持って指導しています。 数年で状況が大きく変わり続けていて、特に上級生は「なんで自分たちが」と考えることもあると思うけど、今ここでしかできない挑戦でもあると思います。いくらでも失敗していいし、その責任はもちろん取るから、その先にある何かを見つけてほしい。そもそも、強豪チームが勝ち続けるよりも、我々のようなチームが強豪を破る方が絶対おもしろい。長いものに巻かれるよりも、このチームで勝とうぜ、と。 チームの練習を見ていても、過去と比較すれば確実に成長しています。結果を出すのは君たち選手だから、僕にできることは多くないけど、一緒に頑張っていきましょう。

messagemessage
山本 匠法政大学アメリカンフットボール部 3年 DL

体が細く未経験だった僕が法政のDLとして試合のスタメンで出れるほど強く大きくなれたのは、お母さんのおかげです。 毎日たくさん美味しい料理を作ってくれたり、つらい時相談に乗ってくれたり、試合の応援に来てくれたりと、アメフトに100%本気でやる環境を作ってくれたから今の僕があると思います。これからも応援お願いします!

boader
messagemessage
山本 栄

まずは応援に行ったり、近くで楽しむことを嫌がらないでくれて、ありがとう。 高校でアメフトを始めて、体の大きさが求められるポジションを与えられたと言われた時は、少し心配していました。でもすっかりハマっている様子だったから、なら私もできる限り応援しましょうと。ママ友にプロテインやサプリメントを聞いたり、食事を大量に作ったり。 どんどん体が大きくなるから、途中からはおもしろくなってきちゃったり。「めちゃくちゃ大きくなるじゃんこの人」って(笑) アメフトを通して、距離が縮まったのはうれしかったです。協力関係があるから反抗してこないし、高校が男子校だったからお母さんが来ることに抵抗がないのもよかった(笑)普通だったら「来るな」だし、試合後に一緒に写真撮れないもん。 大学に入ってからはレベルが数段上がって最初の1年は選手登録もされなくて、悩んでいるんだろうなと思っていました。逃げずにトレーニングを積み重ねて、初めて試合に出たときは自分のことのように泣きました。青春を謳歌してほしいなと思って勧めたアメフトだけど、一緒に青春している感覚もありました。青春に付き合わせてくれてありがとう。 あと1年。苦しいこと楽しいこといろいろあるけど、ケガをしないで選手生活を最後までやり抜いてほしいなと思っています。ご飯をつくることしかできないけど、全力で応援しています。

messagemessage
東 輝衣立命館大学アメリカンフットボール部 2年 キッカー

甲子園ボウル出場を懸けた決勝戦で、トレーナーリーダーの駒尺さんが「お前のために今日はなんでもする」と言ってくれて、「絶対勝たなければならない」という気持ちになりました。僕にだけでなく、選手一人一人のドリンクに応援メッセージを書いたり、声がけしたりと、いつもチームのために動いてくれていて行いた、本当に欠かせない存在だと感じます。いつもありがとうございます!

boader
messagemessage
駒尺 奨也立命館大学アメリカンフットボール部 4年 トレーナーリーダー

僕の方こそ、東を含めて選手や、監督、スタッフをはじめ、チームに関わるみなさんに感謝しています。 決勝戦、特に東にはリラックスしてほしかった。部に2人しかいないポジションで、直属の先輩もいない。プレーについて何か言えるわけではないけど、トレーナーとして、いつも通りの力を発揮してもらいたかった。 結果的に試合は負けてしまった。3年間負け続けた雪辱を果たすために、この1年間練習を走り抜けてきた感覚があったから、本当に悔しかったし、申し訳なかったです。 正直4年間苦しいことや悔しいことの方が多かったけど、それでも仮に1回生に戻っても、またアメフト部入るんだろうなと思えるのは、全力で応えてくれるスタッフや選手がいたからだと思っています。本当にありがとうございました。アメフト部に入って良かったです! 東は周りからいろいろ言われることも多いと思うけど、練習の甲斐あって昨シーズンは全キックを成功させていたし、お前はすごい。そのまま、東らしく4年間を走り抜けてほしい。

messagemessage
太田 成哉法政大学アメリカンフットボール部 3年 LB

チームが日本一になるために、自分に何をできるかを常に考えてくれていると思っています。プレーできないからこそ、常に考えてくれている。去年の初戦、最後の最後で勝ち切れなくて、マネージャーも悔しい思いをしているはず。今度こそ、日本一になって、「日本一のマネージャー」にしてみせます。いつもありがとう。

boader
messagemessage
西巻 葵法政大学アメリカンフットボール部 3年 主務

日本一を目指す仲間として、一緒に頑張ってくれてありがとう。 アメフト部に出会ったのは、高校時代の大ケガが原因で「大学ではプレイヤーができない」という現実を突きつけられていた時。たまたま幼馴染に声を掛けられて見に行った練習で、スタッフの仕事を聞いて、ここだったら全力を受け止めてくれる、と感じたのを覚えています。 入部してからは選手が最大限のパフォーマンスを発揮するために、チーム運営を円滑に進むための事前準備、グッズ販売の売り上げ向上のためのリサーチ含めしんどいことも多かった。けど、一緒に頑張っている感覚があるから、選手たちが試合で見せてくれる1プレー1プレーが自分のことのようにうれしかったです。プレーヤーの時は味わったことのない感情で、また頑張ろうと思えました。 法政の選手は、スタッフ=裏方ではなく、お互いがチームを支える一人一人で、日本一を目指す仲間だと考えています。そこがチームの強みの一つ。最終学年になった今シーズンは、チームがプラスになると思えば、嫌われてでもとことん意見を言おうと思っています。 照れ臭くて普段は言わないけど、同期は理解してくれていると思うし、頼りにしています。今度こそ日本一になろうね。

※学年は、記事公開時のものです。

「応援は力になる」選手と応援者が送り合う、感謝のメッセージ【ラクロス編】は、こちらから